洋上風力産学官連携コンソーシアムに1団体が新たに加入

新たに以下1件の参加申込があり、第10回 洋上風力産学官連携コンソーシアム運営委員会にて2023年8月31日、入会が承認されました。

 

<洋上⾵⼒産学官連携コンソーシアム新規参加申込 (2023年7⽉31⽇〜2023年8⽉30⽇)>

65. 大阪ガス株式会社
(https://www.osakagas.co.jp/)
【業務内容・会社紹介】 
当社は、国内でのガス・電力の製造・供給を行う国内エネルギー事業、海外における資源開発やエネルギー供給を行う海外エネルギー事業、不動産開発や情報処理サービス等を行うライフ&ビジネスソリューション事業という3つの事業分野を軸とした事業展開を行っております。風力発電事業においては、国内外で風力発電所を保有し、オペレーション&メンテナンス業務を通じた発電事業を推進しています。今後も、再生可能エネルギーの普及に貢献することを目指し、風力発電の電源開発・保有、電力供給の拡大を進めていきます。

【コンソーシアムに期待する事】
産学官の枠を超え、会員のみなさまと連携し、事業者として開発を進めるうえでの技術課題の解決や、幅広い観点からの洋上風力に関する情報の共有を期待しております。

  

現在のコンソーシアム参画機関一覧は以下よりご確認できます

浮体式風車のシミュレーション技術開発実施へ【NEDO/九州大学/東芝ESSほか】適切な発電所レイアウト実現しコスト削減に貢献(新エネルギー新聞)

 新エネルギー新聞(2023年07月17日付)に、九州大学 洋上風力研究教育センター(RECOW)の内容が掲載されました。

 2023年度「NEDO先導研究プログラム/新技術先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に九州大学、東芝エネルギーシステムズ株式会社、日立造船株式会社、日本精工株式会社が共同で採択された「大型風洞設備による浮体式風車ウエイク現象の評価技術の研究開発」についての記事となっています。

浮体式風車のシミュレーション技術開発実施へ【NEDO/九州大学/東芝ESSほか】適切な発電所レイアウト実現しコスト削減に貢献

(↑新エネルギー新聞の電子ページに移動します。内容をすべて読むためには会員登録が必要です。)

洋上風力産学官連携コンソーシアムに4団体が新たに加入

~コンソーシアム参画団体が64団体に~

新たに以下4件の参加申込があり、第9回 洋上風力産学官連携コンソーシアム運営委員会にて2023年7月31日、入会が承認されました。

<洋上⾵⼒産学官連携コンソーシアム新規参加申込 (2023年6⽉30⽇〜2023年7⽉30⽇)>

61 株式会社地域計画建築研究所
(https://www.arpak.co.jp/)
【業務内容・会社紹介】 
 1970年大阪万博の会場周辺計画を契機に、1967年2月創業のまちづくりコンサルタント。関西学術研究都市をはじめとするサイエンスシティの他、全国各地で都市計画や地域振興のプロジェクトに従事しています。

【コンソーシアムに期待する事】
 洋上風力発電に係る産学連携の推進と、これに係る中小企業を中心とした国内産業の活性化
62 株式会社風力エネルギー研究所  
https://windenergy.co.jp/
【業務内容・会社紹介】 
◆風況解析
・風況シミュレーション,風況観測データ解析
・発電電力量予測
・風車適合性評価,ウィンドファーム認証対応
◆風車設計・開発コンサルティング
・着床式及び浮体式洋上風車の連成解析(空力弾性・制御・波力)
・地震応答解析,空力音解析
・国際規格(IEC ),国内規格等に対応した解析
◆洋上風力設計コンサルティング
・風,潮位,波,水流などの通常・極値条件の算定,その他外部条件算定
・着床・浮体式風車のNK 認証取得サポート(プロジェクト認証)
◆風力発電所の技術デューディリジェンス
・プロジェクトファインナンスに向けた風力発電所の価値査定
・過去の風況解析レポートや,風車の運転実績などの技術的評価

【コンソーシアムに期待する事】
・脱炭素社会の実現を目指し,我が国の洋上風力の主力産業化に向けた技術研究開発
・組織の垣根を超えた会員間の協力
・外部への研究開発結果の発信
63 北九州市立大学 地域戦略研究所(https://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/
【業務内容・会社紹介】 
 北九州市立大学地域戦略研究所は、地域課題に関する諸問題やアジア地域について調査研究を行うとともに、SDGsの推進に向けた調査研究や企業支援、地域に関わる人材の育成を行うことにより、地域の発展に寄与することを目的とした研究所です。「地域社会部門」、「SDGs推進部門」、「アジア地域連携部門」の3部門体制のもと、地域の行政機関や大学、企業とも連携を図りながら、各種調査研究、人材育成、国際交流等幅広い活動に取り組んでいます。

【コンソーシアムに期待する事】
 本コンソーシアムを通じて、様々な機関と連携できることを期待します。
64 株式会社構造計画研究所
https://www.kke.co.jp/
【業務内容・会社紹介】 
 当社は建物の構造設計業務からスタートし、シミュレーション技術を基に様々な社会課題をエンジニアリング(技術)で解決し、事業を展開してまいりました。また、大学や研究機関と実業界をブリッジすることに重きをおいており、様々な研究機関と連携し、技術を高めることを大切にしております。風力発電事業に対しても、要素技術を活かして設計や風況、施工計画やO&Mなど幅広く携わっております。コンソーシアムの産学官の皆様と一緒に連携し、洋上風力発電の導入促進に貢献したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

【コンソーシアムに期待する事】
 カーボンニュートラルに向けて洋上風力発電の導入が促進されていますが、導入に向けては様々な課題をクリアする必要があると認識しております。事業性が高く、かつ安全性を担保したデファクトスタンダードとなる流れを、産学官連携で確立することで、より事業の推進に貢献することを期待しております。

(申込順/すべて法人会員)

台湾企業団が来訪されました

2023年7月5日(水)台湾企業団が洋上風力研究教育センターを訪問されました。

工業技術研究院(ITRI)日本事務所の楊馬田所長よりご挨拶後、国立台北科技大学 洋上風力発電工学研究センターの取組み、台湾企業団の業務概要をご紹介いただきました。

 当センターからは、胡 長洪副センター長等研究者より、洋上風力研究教育センターの取組みや研究についての説明後、台湾での洋上風力発電の現状やニーズについて、活発な意見交換が交わされました。

その後、筑紫キャンパスに設置されているレンズ風車や研究施設(地球大気動態シミュレーション装置 (境界層風洞)深海機器力学実験水槽)を実際に見学されました

研究紹介・意見交換の様子
風洞見学の様子
水槽見学の様子
集合写真

 定例記者会見にて「九州大学洋上風力研究教育センター活動紹介」を行いました。

 2023年6月30日(金)に洋上風力研究教育センター 副センター長 古川 勝彦教授、マルチスケール洋上風況研究部門長 内田 孝紀准教授が 定例記者会見にて「九州大学洋上風力研究教育センター活動紹介」を行いました。

 記者会見では、古川教授よりセンター発足後1年間の取組を紹介するとともに、内田准教授より本年5月に、東芝エネルギーシステムズ株式会社、日立造船株式会社、日本精工株式会社とともに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2023年度「NEDO先導研究プログラム/新技術先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に採択された研究開発の内容(研究開発テーマ:「大型風洞設備による浮体式風車ウエイク現象の評価技術の研究開発」)について紹介しました。

マルチスケール洋上風況研究部門長 内田 孝紀 准教授
副センター長 古川 勝彦 教授
定例記者会見 質問の様子

記者会見の様子は、動画にて以下よりご覧いただけます。

古川 勝彦 教授 「洋上風力研究教育センター発足後
1年の状況説明」
内田 孝紀 准教授 「大型風洞設備による
浮体式風車ウエイク現象の評価技術の研究開発

学術研究員の公募について(募集は終了しました)

九州大学 洋上風力研究教育センター(RECOW)では、学術研究員を若干名募集します。

RECOWでは、脱炭素エネルギー社会実現に貢献するために洋上風力の研究開発、技術実証、社会実装及び人材教育を行っています。特に、次世代風車システムの研究、浮体式洋上風車支持構造物の研究、洋上風況予測技術の研究、および関連する産学官連携及び国際連携活動を推進しています。今回の公募は、これらの分野の学術研究員(若干名)を募集するものです。

公募内容の詳細は、以下をご確認ください。

NIKKEI Asia に掲載されました。

洋上風力100台の「クラスター型」九大など,28年にも建設(2023/6/7日経産業新聞)

日経産業新聞 2023年6月7日に、九州大学 洋上風力研究教育センター(RECOW)の内容が掲載されました。

RECOWの大屋アドバイザーのコメント、研究内容が掲載されています。

洋上風力 100台「クラスター型」九大など、28年にも建設

(日本経済新聞の電子ページに移動します。内容をすべて読むためには会員登録が必要です。)

 この研究は、令和4-6年度 環境省プロジェクト:地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業に課題名「集風レンズ付き風車の中型 200kW 機とそのマルチロータシステムの技術開発」で採択されており、九州大学は、九大ベンチャーの㈱リアムウィンド(代表事業者)と共に研究開発に取り組んでおります。

<環境省HP>

地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業(CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業)とは

<株式会社 リアムウインドHP>

環境省委託事業において「集風レンズ付き風車の中型200kW機とそのマルチロータシステムの技術開発」が採択されました。

小型から中型風車の開発へ-そのマルチ化 (クラスタレンズ).pdf

浮体施設の見学をしました

2023年6月1日(木)に大屋裕二アドバイザー、工学研究院 佐川康貴 准教授、株式会社富士ピー・エス、株式会社リアムウィンド、西松建設株式会社と共に浮体施設(福岡市多々良川河口)の見学に行きました。

この施設は、2011年に環境省事業「博多湾浮体式海上風力発電の実証実験」で博多湾に設置しました。事業終了後に現在の多々良川河口に移設したものです。

九州大学が独自に開発した高効率のレンズ風車と六角形のコンクリート製浮体を組み合わせた発電施設であり、この実証実験では、風速と発電量のデータを長期間にわたって取得し海岸から程遠くない海上での風力発電の利点が実証されました。またこの成果を踏まえ、さらに大型の実証試験実現に向けて着手しています。

今回はこの浮体施設の見学を行い、現地でコンクリート製浮体の経過観察等をしてきました。

↓ 当該実証実験および浮体施設の詳細はこちらを確認ください。
漁業協調型浮体式エネルギーファーム -博多湾パイロットステーション- (出典:沿岸域学会誌/第34巻 第4号 2022.3)
洋上風力発電浮体の設計・施工 -博多湾浮体式海上風力発電の実証実験-(出典:プレストレストコンクリート工学会誌/第54巻 第5号 2012.9)

浮体施設全体(福岡市多々良川河口)
浮体施設に設置の3kW級レンズ風車
見学の様子1
見学の様子2

「WIND EXPO 2023 春(風力発電展)」に出展しました

 2023年3月15日(水)~17日(金)に東京ビックサイトにて行われた「WIND EXPO 2023 春(風力発電展)」にて、福岡県洋上風力発電振興会議ブースでポスター展示を行い、来場者へ洋上風力研究教育センター(RECOW)および洋上風力産学官連携コンソーシアムの概要等についてご案内いたしました。

 3月15日 (水)には、福岡県風力発電産業振興会議のセミナー発表内で10分程度、古川副センター長より同内容について発表を行いました。

福岡県風力発電振興会議ブースの様子
古川副センタ―長のセミナー発表の様子
(株)リアムウィンドブースの様子
(株)リアムウィンドブースにて展示されたレンズ風車模型

 また、別ブースでは、本学と共同開発された『レンズ風車』について、(株)リアムウィンドが出展し、会期中には、大屋裕二氏(株式会社リアムウィンド代表取締役、本学応用力学研究所元所長)、胡長洪教授(本学応用力学研究所、洋上風力研究教育センター副センター長【研究担当】)がブースにて、説明を行いました。

 会期中は、セミナー発表、展示ブースに沢山の皆様にご来場をいただき、誠にありがとうございました。

 当センターおよびコンソーシアムにご興味をもたれた方は当ホームページ右上のContactよりご連絡お願いします。