浮体施設の見学をしました

2023年6月1日(木)に大屋裕二アドバイザー、工学研究院 佐川康貴 准教授、株式会社富士ピー・エス、株式会社リアムウィンド、西松建設株式会社と共に浮体施設(福岡市多々良川河口)の見学に行きました。

この施設は、2011年に環境省事業「博多湾浮体式海上風力発電の実証実験」で博多湾に設置しました。事業終了後に現在の多々良川河口に移設したものです。

九州大学が独自に開発した高効率のレンズ風車と六角形のコンクリート製浮体を組み合わせた発電施設であり、この実証実験では、風速と発電量のデータを長期間にわたって取得し海岸から程遠くない海上での風力発電の利点が実証されました。またこの成果を踏まえ、さらに大型の実証試験実現に向けて着手しています。

今回はこの浮体施設の見学を行い、現地でコンクリート製浮体の経過観察等をしてきました。

↓ 当該実証実験および浮体施設の詳細はこちらを確認ください。
漁業協調型浮体式エネルギーファーム -博多湾パイロットステーション- (出典:沿岸域学会誌/第34巻 第4号 2022.3)
洋上風力発電浮体の設計・施工 -博多湾浮体式海上風力発電の実証実験-(出典:プレストレストコンクリート工学会誌/第54巻 第5号 2012.9)

浮体施設全体(福岡市多々良川河口)
浮体施設に設置の3kW級レンズ風車
見学の様子1
見学の様子2